毒物劇物取扱責任者(どくぶつげきぶつとりあつかいせきにんしゃ)は、毒物や劇物の製造・販売などを行う事業所でそれらによる保健衛生上の危害の防止に当たる者をいいます。このページはりすさんが作成した試験問題アプリ、りすさんシリーズの紹介と試験に出題された項目をまとめたページです。
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①物質とは
要点
①物質の成分は、全て化学式で表すことができる
②物質の成分を構成しているものは100数種類の元素
物質の分類
①元素
物質の成分のことを元素といい、すべてのものは100数種類の元素で構成されています
たとえば水(H2O)は元素HとOで構成されています
②単体、化合物、混合物
酸素O2など1種類の元素で構成されている物質を単体といい、水H2Oなど、2種類以上の元素で構成されている物質を化合物といいます。
また、2種類以上の物質が混じり合ったものを混合物といいます。
物質の構成
原子
物質の成分を元素といいますが、物質を粒子として考える時は原子という言い方をします
原子は原子核と電子から構成され、原子核は陽子と中性子からできています
陽子は電気的に正(+)に、電子は負(-)に荷電した粒子で、中性子は±0の粒子です
結合状態と化学式
物質は分子や原子同士の結合やお互いの働く引力によってできていて、化学結合といいます
物質量
物質量(モル数)って?
原子や分子の重さは非常に小さく、日常的に使う1g~1kgといった重さの中に含まれる原子や分子の数は莫大な数になります
これでは扱いにくいので、鉛筆は12本で1ダースというように原子も6.0×1023個をひとまとめにして 1mol(モル)とよびます
②物質の変化及び性質(法則)
要点
物質を構成する粒子は、その温度に応じた熱運動をしています。
また、粒子間には引力が働くため、温度により固体・液体・気体の状態をとります
物質の変化
①固 体
低温の状態では、粒子の熱運動が小さいので、粒子間の引力の影響が大きく、粒子は規則正しく配列して固体となります
②液 体
固体の状態よりも温度が高くなると、粒子の熱運動も大きくなるので、粒子が一定の体積中に詰まっていて、互いに粒子間で引き合っているが、比較的自由な運動をしています
③気 体
高温の状態になると、粒子の熱運動がさらに激しくなり、粒子間の引力の影響が無視できるようになってきて、粒子は広い空間を自由に飛び回るようになります。
物質の状態変化
物質は固体から液体、液体から気体に変わるなど、状態が変わるときの現象には名称がついています
昇華 固体 ⇔ 気体
融解 固体 → 液体
凝固 液体 → 固体
蒸発 液体 → 気体
凝縮 気体 → 液体
比重
比重とは、同じ体積における、ある物質と標準物質との質量の比のことをいいます
基準となる標準物質は固体、液体の場合は4℃の水、気体の場合は0℃、1気圧の空気が用いられます
同素体
同じ元素で構成される単体分子で、結晶構造や結合様式が異なる物質のことをいいます
化学的・物理的性質が異なります。
例:ダイヤモンドと黒鉛
酸素とオゾン
黄リンと赤リン
斜方硫黄と単斜硫黄
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