危険物取扱者乙3類試験のポイント

 危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ、Hazardous Materials Engineer)は、危険物を取り扱ったり、その取扱いに立ち会うために必要となる日本の国家資格です。 このページはりすさんが作成した試験問題アプリ、りすさんシリーズの紹介と試験に出題された項目をまとめたページです。

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乙1〜6類の基礎的な物理学及び基礎的な化学のポイント

乙1~6類の危険物に関する法令のポイント

危険物法令テキスト

危険物化学テキスト

 
第3類の危険物の性状
 自然発火性物質及び禁水性物質である
 常温(20℃)において、固体又は液体のものがある
 無機の単体、化合物だけでなく、有機化合物も含まれる
 空気または水と接触により危険性が生じる
 不燃性のものも可燃性のものもある
 黄りんは自然発火性のみ、リチウムは禁水性のみの例外はあるが、大部分は自然発火性と禁水性の両方の性質を有する
 
第3類危険物
品名
主な物品
カリウム
カリウム
ナトリウム
ナトリウム
アルキルアルミニウム
トリエチルアルミニウム
アルキルリチウム
ノルマルブチルリチウム
黄りん
黄りん
アルカリ金属
およびアルカリ土類金属
リチウム
カルシウム
バリウム
有機金属化合物
ジエチル亜鉛
金属の水素化物
水素化ナトリウム
水素化リチウム
金属のりん化物
りん化カルシウム
カルシウムまたは
アルミニウムの炭化物
炭化カルシウム
炭化アルミニウム
その他のもので政令で定めるもの
トリクロロシラン
 
第3類危険物の貯蔵及び取扱い、消火方法
 禁水性の物品は、水との接触を避ける
 自然発火性の物品は炎、火花、高温体との接触、加熱を避ける
 湿気を避け、容器は密閉する
 通風または換気のよい冷暗所に保管する
 物品により、不活性ガスの中で貯蔵したり、保護液の中に小分けして貯蔵する 
 保護液に保存する場合は、保護液から露出しないようにする
 ほとんどが禁水性のため、水、泡系の消火剤(水、強化液、泡)は使用できない 
 炭酸水素酸塩を主成分とする粉末消火剤、乾燥砂、膨張ひる石(バーミキュライト)、膨張真珠岩(パーライト)は、第3類のすべての消火に使用できる
 
カリウムとナトリウム・アルキルアルミニウム・
アルキルリチウム・黄りん
カリウムの性状
 銀白色で光沢のある軟らかい金属である。
 吸湿性、潮解性がある
 比重は1より小さく、水に浮く。
 ハロゲンと激しく反応する。
 水と接触すると、水素と熱を発生する。
 アルコールに溶けて、水素と熱を発生する。
 熱すると紫色の炎をあげて燃える。
 有機物に対して強い還元作用を示す。
 腐食性が強い。
 灯油等の保護液の中に小分けして貯蔵する
 空気に触れるとすぐに酸化される。
 貯蔵する床面は、湿気を避けて地面より高くする
 乾燥砂で覆い、窒息消火する
ナトリウムの性状
 銀白色で光沢のある軟らかい金属である。 
 比重は1より小さい。
 水と接触すると、水素と熱を発生する。
 アルコールに溶けて、水素と熱を発生する。
 融点は、約98℃である。
 融点以上に加熱すると黄色の炎をあげて燃焼する。
 空気に長時間触れると自然発火する。
 化学的反応性は、カリウムより劣る。
 空気中では表面がすぐに酸化される。
 火災予防、消火法はカリウムと同様である
保護液は灯油、軽油、流動パラフィン、ヘキサンなどを使用する
アルキルアルミニウムの性状
 アルキル基とアルミニウムの化合物で、ハロゲンを含むものもある。
 固体又は液体である。
 ヘキサン、ベンゼン等の溶媒で希釈したものは反応性が低減する。
 アルキル基をハロゲン元素で置換すると危険性は低下する。
 水はもちろん、空気と触れても激しく反応して発火する。
 皮膚に触れると火傷を起こすので保護具を着用する。
 ハロゲン数の多いものは、空気や水との反応性が小さくなる。
 高温で分解する。
 容器は耐圧性のものを使用し、安全弁をつける
 不活性ガス中で貯蔵する。
 火勢が小さい時は、炭酸水素ナトリウムを成分とする粉末消火剤で消火  
 火勢が大きい時は、乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩などで流出を防ぎ、火勢を抑制しながら燃え尽きるまで監視する
ノルマルブチルリチウムの性状
 黄褐色の液体である。
 ジエチルエーテル、ベンゼン、ヘキサンに溶ける。
 ヘキサン、ベンゼン等の溶媒で希釈したものは反応性が低減する。
 空気と接触すると白煙を生じ、燃焼する。
 水、アルコール、アミン類と激しく反応する。
 貯蔵、消火方法はアルキルアルミニウムと同様

 

黄りんの性状
 淡黄色のロウ状の固体である。
 発火点が低い。
 暗所では青白色の光を発する。
 ニラのような不快臭がある。
 空気中で徐々に酸化発熱し、発火点(50℃)に達すると自然発火に至る。
 酸化剤とは激しく反応して発火する。
 猛毒性を有する。
 水には溶けないが、二硫化炭素やベンゼンには溶ける。
 皮膚に触れると火傷を起こす。
 燃焼すると有毒な十酸化四りんを生じる
 アルカリと接触すると有毒なりん化水素を発生する
 水中に貯蔵し、弱アルカリ性に保つ。
 水と土砂を用いて消火する
アルカリ金属およびアルカリ土類金属・
有機金属化合物・金属の水素化物
リチウムの性状
 銀白色の軟らかい金属である。
 金属の中で最も軽く(比重0.5)、比熱は最も大きい
 高温で燃焼して酸化物を生じる。
 水とは常温では徐々に、高温では激しく反応して水素を発生する
 ハロゲンとは激しく反応し、ハロゲン化物を生ずる。
 深赤色の炎を出して燃える。
 自然発火性の性状はなく、禁水性の性状のみであるとされるが、粉末状のものが空気と混合すると、自然発火することがある。
 固形の場合、融点以上に加熱すると発火する
 アルカリ金属ではカリウムやナトリウムよりは反応性は低い。
 水分との接触を避け、容器は密栓する
 乾燥砂などで窒息消火する
 
バリウムの性状
 銀白色の軟らかい金属(固体)である。
 空気中で常温では表面が酸化する
 粉末状のものが空気と混合すると、自然発火することがある。
 炎色反応は黄緑色を呈する。
 水素とは高温で反応し、水酸化バリウムを生じる。
 ハロゲンと反応し、ハロゲン化物を生成する。
 水と反応し、水素が発生する。
 火災予防、消火方法はリチウムと同じ
 
ジエチル亜鉛の性状
 無色の液体である。
 ジエチルエーテルやベンゼンに溶ける。
 空気中で酸化され、自然発火する。
 水や酸およびアルコールなどと反応して可燃性ガスを発生する。
 窒素などの不活性ガスの中で貯蔵する
 容器は完全密閉
 粉末消火剤で消火する

 

水素化ナトリウムの性状
 灰色の結晶粉末である。
 乾燥した空気中では安定
 還元性が強く、金属酸化物から金属を遊離する。
 高温でナトリウムと水素に分解する。
 空気中の湿気で自然発火することがある。
 比重は、0.92である。
 鉱油中では安定である。
 水と爆発的に反応して、水素を発生する。
 還元性が強く、酸化剤と混合すると加熱や摩擦等により発火する。
 有機溶媒に溶けない
 水分、酸化剤との接触を避ける
 窒素を封入したビン等に密栓して貯蔵する
 乾燥砂などで窒息消火する
※水素化ナトリウムの比重について
 書籍によって0.92だったり1.4だったりします。
 これは水素化リチウム自体は1.4であるが、販売は鉱油混合物の状態であることから危険物的には0.92として扱っているようです
 実際の過去の試験では、0.92として、扱っているようです
水素化リチウムの性状
 白色の結晶粉末である。
 比重は、0.82である。
 金属塩に対して強い還元性を示す。
 高温でリチウムと水素に分解する。
 空気中の湿気で自然発火することがある。
 水や水蒸気と反応して水素を発生する
 皮膚や目を強く刺激する
 火災予防、消火方法は水素化ナトリウムと同じ
金属のりん化物・カルシウムまたは
アルミニウムの炭化物・その他
りん化カルシウムの性状
 暗赤色の塊状固体または粉末である
 不燃性である
 加熱or水or酸と反応して、りん化水素(可燃性、有毒)が発生する。
 りん化水素が燃焼するとりん酸化物(五酸化りん、有毒・腐食性)が発生する
 特有の臭気がある。
 乾いた空気中では、リン化カルシウム自体は自然発火しない
 水分、湿気に触れない床面が地面よりも高いところに貯蔵する
 乾燥砂で消火する

 

炭化カルシウムの性状
 純粋なものは無色透明の固体である。(一般には不純で灰色)
 一般に流通しているものは、不純物として硫黄、りん、窒素、けい素等を含んでいる。
 水と作用して熱とアセチレンガスを発生し、水酸化カルシウムとなる
 アセチレンガスが銅や銅合金などと反応して、新たな爆発性化合物を生成する
 高温で窒素ガスと反応させると、石灰窒素を生成する
 吸湿性がある。不燃性である。
 高温にすると、強い還元性を有し、多くの酸化物を還元する。
 乾燥した場所に貯蔵し、容器は密栓
 必要に応じて、不活性ガスを封入
 粉末消火剤または乾燥砂などで窒息消火
 注水は避ける
 
炭化アルミニウムの性状
 純粋なものは無色透明の固体である。(一般には不純で黄色)
 空気中では安定している
 1400℃で分解し、メタンガスを発生する
 水とは常温で反応して発熱し、メタンガスを発生する
 火災予防、消火方法は炭化カルシウムと同じ 
 
トリクロロシランの性状
 無色の液体
 揮発性が高く、引火しやすい
 有毒で刺激臭がある
 水に溶けて加水分解し、塩化水素を発生する
 ベンゼン、ジエチルエーテル、二硫化炭素に溶ける
 酸化剤と爆発的に反応する
 空気と混合して、爆発性の混合ガスを形成する
 水または水蒸気と反応して発熱し、発火する
 密封して、通風のよい場所に貯蔵する
 乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩で窒息消火する
 注水は避ける
 

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