2級ボイラー技士試験のポイント りすさんシリーズ 2014.08.302023.05.07 ボイラー技士(ボイラーぎし)とは、労働安全衛生法に基づく国家資格(免許)の一つです。 このページはりすさんが作成した試験問題アプリ、りすさんシリーズの紹介と試験に出題された項目をまとめたページです。 アプリで学習するなら androidアプリはこちら iphoneアプリはこちら アマゾンで購入はこちら ボイラー技士の本 ①燃料の分析 燃料は液体、気体、固体燃料の3種類に別れます。ここでは燃料の分析方法を説明します 燃料の分析と特性 燃料の分析には下記の3つの方法があります。 ○工業分析 固体燃料を対象にしていて、水分、灰分、揮発分を測定し、残りを固定炭素として質量(%)で表示する分析方法です。 ○元素分析 燃料の炭素、水素、硫黄を測定し、100からそれらの成分を差し引いた値を酸素として扱う分析方法です。 ○成分分析 気体燃料が対象で、メタン、エタン等の含有成分を測定する分析方法です 燃料に関する用語 発火点(着火温度)と引火点 燃料の燃えやすさの尺度には、発火点と引火点があります。 ○発火点(着火温度) 空気中で熱せられた可燃物が、自然に燃え出す最低温度をいいます。 ○引火点 液体燃料の可燃性蒸気に点火して燃え出す最低温度をいいます。 ○発熱量 燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量を発熱量といいます。 発熱量の表示は2通りあります。 高発熱量 水蒸気の潜熱を含んだ発熱量で、総発熱量ともいいます。 低発熱量 高発熱量より水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量です。ボイラー効率の算定はこちらを使います。 ②液体燃料 ボイラーに使われている液体燃料のほとんどは重油です。粘り気により、A重油、B重油、C重油の3種類に別れます。 A重油 → B重油 → C重油 さらさら ねばねば 重油の性質 ○凝固点と流動点 凝固点とは、低温になって油が凝固する最高温度のことをいいます。流動点とは、油が冷却したときに流動状態を保つことができる最低温度のことをいい、凝固点より2.5℃高い温度をいいます。 重油の加熱 B重油とC重油は、粘度を低くするために加熱します。B重油では50〜60℃、C重油では80〜105℃まで加熱することにより、粘度が低くなり、引火しやすくなります。 加熱しすぎ、加熱不足 重油は加熱しすぎると油が気化して気泡が生じる「ベーパロック」、炎がちらついて安定しない「いきづき燃焼」が起こります。 逆に不足すると、燃焼が不安定になり、すすが発生します 重油の利点 ・灰分が少ない ・完全燃焼に必要な過剰空気量が少ない アプリで学習するなら androidアプリはこちら iphoneアプリはこちら アマゾンで購入はこちら ボイラー技士の本 return