燃焼及び消火に関する基礎知識のポイント

 危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ、Hazardous Materials Engineer)は、危険物を取り扱ったり、その取扱いに立ち会うために必要となる日本の国家資格です。 このページはりすさんが作成した試験問題アプリ、りすさんシリーズの紹介と試験に出題された項目をまとめたページです。
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目次
▶  危険物に関する法令

▶  燃焼及び消火に関する基礎知識
▶  性質並びに予防及び消火の方法
▶  丙種危険物の本 

燃焼及び消火に関する基礎知識

燃焼が起こる条件

 燃焼が起こるには、可燃物、酸素供給源、点火源が揃わなくてはならない

 静電気の放電火花は、燃焼に必要な点火源になりうる

 火気や火花だけでなく高温の物体なども点火源になりうる

 二酸化炭素は酸素供給源になりえない

燃焼の仕方

 液体の燃焼は可燃性蒸気が空気と混合して燃焼する

 酸素の供給が充分でないと不完全燃焼する

 一般に酸素濃度が低いと不完全燃焼する

 固体の燃焼は蒸発燃焼、表面燃焼、分解燃焼、自己燃焼に分類できる

燃焼の難易に関する説明

 空気との接触面積が大きいほど燃えやすい

 含有水分量が少ないものほど、燃えやすい 

 酸化されやすいものほど燃えやすい

 可燃物を予熱すると温度が高くなり乾燥するため、燃えやすくなる

 引火点や発火点の低いものほど燃えやすい

 周囲の温度は高いほど燃えやすい

 蒸気比重と燃えやすさは直接関係しない

燃焼のしかたの分類

 石炭・・・分解燃焼
 重油・・・蒸発燃焼
 灯油・・・蒸発燃焼
 セルロイド・・・自己燃焼
 紙・・・分解燃焼
 木炭・・・表面燃焼

引火点と発火点について

 引火点とは燃焼範囲の下限値の蒸気を液面上に発生する時の液温をいう

 発火点とは可燃物を空気中で加熱した場合、他から点火されなくても発火、燃焼する最低の温度をいう

 発火点は固体、液体についても測定できる

 一般に油類の発火点は、その引火点より高い

 液温が引火点に達しても、点火しなければ引火、燃焼しない

 引火点、発火点ともその値が低いほど危険性が大きい

 一般に発火点は引火点よりも高い

静電気について

 乾燥した日は静電気が蓄積されやすい

 ガソリンの詰め替え時には、静電気が発生しやすい

 接地(アース)すると、静電気の蓄積をある程度防止できる

 静電気は電気を通しにくい物質に発生・蓄積しやすい

静電気による事故防止策

 移動貯蔵タンクに注入する時は、接地(アース)をする

 着用する衣服や靴は、帯電しにくい素材のものを使用する

 タンクなどに注入する時は、できるだけ流速を遅くする

 室内で作業をする時は湿度を高くする

 ガソリンを入れていた移動貯蔵タンクに灯油を入れる場合、当該タンクに可燃性蒸気が残留していないことを確かめる

 湿度が高いほうが静電気を蓄積しにくいので、取扱い場所を濡らしておく

 鉄棒を接触させると火花が発生する可能性があり、かえって危険である

消火について

 燃焼の三要素のうち、少なくとも1つを取り除かなくては、消火できない

 一般に空気中の酸素の濃度を14〜15%以下とすれば消火できる

 火のついた天ぷら鍋に蓋をして消すのは窒息効果による消火方法である

 粉末消火器の消火作用は主に抑制効果と窒息効果によるものである

電気設備の火災に使用した場合、感電する可能性がある消火器

 電気火災に適応しない消火器は、水、強化液、泡を放射する消火器である

火災の危険性

 燃焼範囲が広いほど、また下限値が低いものほど引火しやすく、危険性は大きい

油火災は水で消火することが適当でない理由

 油が水に浮いて火面を広げるため

消火器の消火効果

 ABC粉末消火器 抑制効果、窒息効果

 二酸化炭素消火器 冷却効果、窒息効果

 泡消火器 冷却効果、窒息効果

 水消火器 冷却効果

引火性液体を扱うとき、静電気が危険である理由

 静電気が帯電されるとき発生する電気火花が点火源となり引火する危険性がある

 密閉された室内で使用すると人が窒息する危険のある消火器

酸素と二酸化炭素について

 二酸化炭素は酸素と反応しないので燃えない

 酸素は可燃性物質ではないが、物質を燃えさせる支燃性がある

 空気中には酸素が約21%含まれている

 二酸化炭素は酸化されないので熱の放出も吸収もない

ガソリンの燃焼

 ガソリン液表面から蒸発した蒸気が燃焼する

標識の色

 普通火災・・・・白
 油火災・・・・・・黄
 電気火災・・・・青

火災の種類と消火器の組み合わせ

 配電盤の火災 二酸化炭素消火器

 木造建築物の火災 強化液消火器

 ガソリンの火災 ハロゲン化物消火器

 

屋内貯蔵所においてガソリンを貯蔵する場合、換気の必要な理由

 ガソリンの蒸気が滞留して燃焼範囲になるのを防ぐため

危険物の性状

 第一類 酸化性固体
 第二類 可燃性の固体
 第三類 自然発火性物質および禁水性物質
 第四類 引火性液体
 第五類 自己反応性物質
 第六類 酸化性液体

灯油の性質

 蒸気比重は4.5である 

 原油蒸溜のときガソリンと軽油の中間に留出するもので、ケロシンと呼ばれる

 揮発性は少ないが、炭化水素の混合物である 比重0.80、引火点40℃

 灯油の発火点は255℃

 蒸気は低所に滞留しやすい

 静電気の蓄積を防止するため、室内は乾燥しないようにする

 蒸気が漏れないように、保管容器は密閉する

 ガソリンが混合すると引火しやすくなる

軽油の性質

 蒸気比重は灯油と同じく4.5である

 淡黄色または淡褐色の液体

 水より軽く、水に溶けない

 引火点は50℃以上である

 電気の不良導体であり、静電気を発生、蓄積しやすい

動植物油類の性質

 指定数量は10,000Lである

 水に溶けず、水より軽い

 乾きやすい油ほど自然発火の危険性が高い

 アマニ油とイワシ油は、乾性油である、ヤシ油とヒマシ油は、不乾性油である

 引火点が250℃未満の動植物から抽出した油類である

 ヨウ素価という値によって危険性が異なる

 消火には散水が最も不適切である

ガソリンの性質

 揮発性があり蒸気は空気より重い

 水に溶けない

 特有の臭気がある

 本来は無色透明である

 蒸気比重は3~4である

 引火点:-40℃以下

 発火点:約300℃

 燃焼範囲:1.4%~7.6%

重油

 A重油、B重油、C重油に分かれており、さらに細分化されている

 引火点は重油の種類によって異なる

 主な成分は炭化水素だが硫黄などが含まれている

 水より比重が小さく水に浮かぶ

 褐色または暗褐色の液体である 水よりもやや軽く、水に溶けない

 燃焼温度が高く、消火が困難である

動物性油類が、布などに染み込んだ状態で自然発火する理由

 染み込んだ油が空気中の酸素で酸化され熱が溜まるため

常温(20℃)で引火の危険性がある物質

 ガソリン:引火点-40℃

 アマニ油:引火点222℃

 二硫化炭素:引火点-30℃

 シリンダー油:引火点250℃

 メタノール:引火点11℃

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