エックス線の測定のポイント

エックス線作業主任者(エックスせんさぎょうしゅにんしゃ)は、日本の労働安全衛生法に基づく作業主任者の一つです。 このページはりすさんが作成した試験問題アプリ、りすさんシリーズの紹介と試験に出題された項目をまとめたページです。スポンサーリンク


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目次
▶  エックス線の管理
▶  エックス線の測定
▶  エックス線の生体に及ぼす影響

▶  エックス線の関係法令
▶  エックス線作業主任者の本

エックス線の測定

吸収線量
 「あらゆる種類の電離放射線」の照射により、単位質量の物質に付与されたエネルギーで、単位として「Gy」が用いられる

カーマ
 間接電離放射の照射により放出された二次荷電粒子の初期運動エネルギーに移ったエネルギーの総和をいい、単位はJ/Kgで、特別な名称としてGyが用いられる

実効線量
 人体の各組織・臓器が受けた等価線量に、各組織・臓器ごとの相対的な放射線感受性を示す組織荷重係数を乗じ、これらを合計したもの

 照射線量1C/kgが、実効線量1Svに相当するわけではない
 
 透過線量に組織荷重係数を乗じた線量で、単位はSvである

 実効線量は、1cm線量当量と70μm線量当量を加算した値ではなく、いずれかの線量当量とする

eV(電子ボルト)
 「エネルギー」の単位として使用され、1eVは約1.6×10^-19Jに相当します。

比例計数管
 ガス増幅は、比例計数管やGM計数管と関係が深い
 
 エネルギー分析が可能な検出器は、パルス電流を出力する比例計数管、半導体検出器およびシンチレーション検出器です
 
 比例計数管領域:一時電離に比例した大きなパルス電流が出力される

GM計数管
 GM計数管領域:放射線の入射ごとに放電が起こり、パルス電流が出力されるが、一次電離量には比例しない
 
 入射放射線のエネルギーを分析することはできない

 窒息現象が起こるのはGM計数管

 GM計数管は、入射エックス線による一次電離量とは無関係に、一定の大きさの出力パルスが得られる

 ガス増幅は、比例計数管やGM計数管と関係が深い

 通常、プラトー領域の中央部より少し低い印加電圧で使用する

 方向依存性が大きく、また、数mSv/hrを超えるような線量率では窒息現象を起こし使用できなくなる

 GM計数管のエネルギー依存性は大きい

GM計数管式サーベイメータ
 比較的、方向依存性が大きいです。線量率500mSv/h程度の放射線では、窒息現象が起こり測定できません。

 湿度の影響は受けにくく、機械的にも安定しています。

 GM計数管式サーベイメータを用いて測定を行うと、『分解時間』内に数え落しが起こり、真の計数率(本当の計数率)と異なる値を示します。

グロー曲線
 グロー曲線は、熱ルミネセンス線量計と関係の深い事項

 グロー曲線は、蛍光強度と温度の関係を示す曲線

G値
 G値は、化学線量計と関係の深い事項

 物質が100eVの放射線エネルギーを吸収したときに変化する原子数又は分子数はG値と呼ばれる

半導体式サーベイメータ
 10keV以下のような低エネルギーのエックス線の測定に適していません。 

光刺激ルミネセンス線量計
 輝尽性蛍光を利用した線量計で、検出素子には、炭素添加酸化アルミニウムが用いられます。

 光刺激ルミネセンス線量計に紫外線は関わりをもたない。

熱ルミネセンス線量計
 一度線量を読み取ると素子から情報が消失してしまうため、線量の読み取りには注意が必要です。

 グロー曲線は、熱ルミネセンス線量計と関係の深い事項

RPLD
 RPLDでは銀活性リン酸塩ガラスが用いられます。

 線量読み取りのための発光は、RPLDでは紫外光照射により行われます。

W値
 放射線の種類やエネルギーにあまり依存せず、気体の種類に応じてほぼ一定の値をとります。

時定数
 時定数が長ければ、指針のゆらぎは小さくなります。

 時定数の値を小さくすると、指示値の相対標準偏差は大きくなり、応答速度は速くなります。
 時定数の値を大きくすると、応答速度は遅くなり、指示値の相対標準偏差が小さくなります。 

フェーディング
 積分型の測定器において、放射線が入射して作用した時点からの時間経過に応じて線量の読み取り値が減少していく現象のことです。
 

窒息現象
 高線量率のエックス線を測定したとき、弁別レベル以下の放電が連続し、計数できなくなる現象です。

 窒息現象が起こるのはGM計数管

電離箱式サーベイメータ
 取扱いに注意が必要です。測定可能な線量の範囲は広いですが、方向依存性が小さく、バックグラウンド値も小さいです。

半導体式ポケット線量計
 半導体中に発生した電子-正孔対による電流を測定します。

 被ばく量をデジタル表示できる放射線測定器です。

TLD
 TLDでは、加熱読み取り装置で線量を読み取るとき、読み取りに失敗すると、再度読み取ることができません。

気体増幅
 放射線検出器内において一次電離した電子が、陽極にむかって加速され多量に電荷量が増える現象のことです。

 気体増幅のことを、ガス増幅ということもあります。

NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータ
 10keV程度の低エネルギーのエックス線の測定には不向きです。

蛍光ガラス線量計
 蛍光ガラス線量計とOSL線量計には、読み出し装置が必要で、随時読み取ることはできない

 蛍光中心は、紫外線を照射して線量を読み取るが、読み出しを繰り返しても蛍光中心は消失しない

電離箱
 高抵抗を使用して微弱電流を測定するため、特に湿度に弱い。また温度変化の影響も受けやすい

 最も方向依存性が小さい

 電離箱領域:一時電離量に比例した、ほぼ同等の平均電流が出力される

 電離箱式PD型ポケット線量計は、直読式の放射線測定器で機器を上部からのぞき込むと被ばく量を読み取ることができます。

その他
 皮膚の等価線量は、エックス線については『70μm線量当量』により算定します。

 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における『1cm線量当量』により算定します。

 半導体中で1対の電子・正孔対を作るのに必要な平均エネルギーは、『ε値(イプシロンち)』と言われます。

 半導体検出器のエネルギー依存性は、電離箱式検出器に比べて大きい。30keV以下では急激に感度が低下する 

 PD型ポケット線量計と半導体ポケット線量計は、随時、読み取ることができる。
 
 エネルギー分解能とは、放射線測定器のパルス波高分析回路で、エネルギーの接近した2本の入力パルスを分解して計測できる度合いをいう
 
 皮膚の等価線量は70μm線量当量によって算定する

 再結合領域:印加電圧が低いので、イオン対の移動速度が遅く、再結合するので出力電流が低い。また出力電流は印加電圧の変動に影響されやすいので測定器として利用されていない

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