危険物取扱者乙2類試験のポイント

 危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ、Hazardous Materials Engineer)は、危険物を取り扱ったり、その取扱いに立ち会うために必要となる日本の国家資格です。 このページはりすさんが作成した試験問題アプリ、りすさんシリーズの紹介と試験に出題された項目をまとめたページです。
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目次
▶  性質並びに予防及び消火の方法
▶ 法令、物理と化学は乙4のページで紹介してます
▶  乙種危険物の本  

わかりやすい!乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 104)

性質並びに予防及び消火の方法

第2類の危険物の性状

 すべて可燃性の固体である。

 微粉状のものは、空気中で粉じん爆発を起こしやすい。

 燃えると有毒ガスを発生するものがある。

 酸化剤と混合すると、爆発することがある。

 第2類の危険物の場合は、硫化りんや硫黄などが黄色系、アルミニウム粉やマグネシウムが銀白色など、全体として統一された色はない

 水と反応するものがある。

 熱水と反応して、硫化水素を発生するものがある。

 酸にもアルカリにも溶けて、水素を発生するものがある。

第2類の危険物に共通する火災予防の方法

 冷暗所に貯蔵する。

 火気又は加熱を避ける。

 引火性固体は、換気のよい場所に貯蔵する。

 一般に、防湿に注意し、容器は密封する。

 第2類の危険物は可燃性物質なので、酸素を供給せる物質、酸化剤と接触又は混合すると、衝撃等により爆発する危険があります。

 第1類の危険物との接触は特に避ける

第2類の危険物の貯蔵上の注意事項

 マグネシウムは、吸湿すると発熱して発火するおそれがあるので、容器は常に密栓する。

 硫化りんは、酸化性物質から隔離して貯蔵する。

 アルミニウム粉は、乾燥した場所に貯蔵する。

 赤りんは、粉じん爆発する危険性があるので、特に換気には注意する。

 硫黄は、二酸化炭素中に貯蔵するのではなく、塊状のものは麻袋、わら袋などに入れ、粉末状のものは二層以上のクラフト紙、麻袋などに入れ、通風のよい冷暗所に貯蔵します。

第2類の危険物を貯蔵し、または取り扱う場合、その一般的性状から考えて、火災予防上特に考慮しなくてよいもの

 赤りんおよび硫黄は、消火の際に水を使用することができるので、水との接触を特に避ける必要はなく、空気とも避ける必要はない

水による消火が適しているもの

 第2類危険物で水による消火が適しているものは、赤りんと硫黄のみです。

第2類危険物とその火災に適応する消火剤との組み合わせ

 赤りん・・・泡消火剤
 硫黄・・・霧状の水
 固形アルコール・・・粉末消火剤
 鉄粉・・・乾燥砂
 マグネシウム・・・乾燥砂や金属火災用粉末消火剤

硫化りんの性状

 黄色又は淡黄色の結晶である。

 加水分解すると可燃性ガスを発生する。

 金属粉と混合すると、自然発火する。

 燃焼すると有毒なガスを発生する。

 硫化りんを加熱すると、昇華ではなく発生した硫化水素が発火して爆発する危険性がある

赤りんの性状

 比重は1より大きい。

 常圧で加熱すると、約400℃で固体から直接気化する。

 約260℃で発火する。

 燃焼時には、有毒なりん酸化物を発生する。

 無臭の赤褐色粉末である。

 反応性は、黄りんよりも不活性である。

 粉じんに点火すると、発火、爆発するおそれがある。

 水に溶けない。

 黄りんを含んでいる赤りんは自然発火の危険性がありますが、純粋なものは自然発火しません。

硫黄の性状

 電気の不導体で、摩擦等によって静電気を生じやすい。

 引火点を有している。

 エタノールにわずかに溶ける

 酸化剤との混合物は、加熱、衝撃により爆発することがある。

 硫黄は、二硫化炭素には溶けますが水には溶けない

 無味無臭である。

 黄色の固体または粉末である。

 高温で金属と反応して、硫化物を作る。

 燃焼すると、刺激性のガスを発生する。

 融点は115℃前後であり発火点(360℃)より低い

 一般的に黄色の塊または粉末で、比重は2程度

 粉末状であっても、酸化剤が混在しなければ、加熱、衝撃または摩擦によって発火することはない

鉄粉の性状

 灰白色の粉末である。

 空気中の湿気により酸化蓄熱し、発熱することがある。

 一般的に、強磁性体である。

 希塩酸に溶けて水素を発生するが、水酸化ナトリウム水溶液にはほとんど溶けない。

鉄粉の貯蔵、取扱いの注意事項

 火気や加熱をさける。

 酸化剤とは接触しないようにする。

 湿気により発熱することがあるので、湿気を避ける。

 油が接触すると自然発火の危険性があるので、接触しないようにして貯蔵する。

鉄粉の火災の消火方法

 鉄粉の火災には、乾燥砂や膨張真珠岩で覆う窒息消火が効果的です。

アルミニウム粉の性状

 酸化剤と混合したものは、摩擦、衝撃等により発火する。

 熱水と反応すると発熱し、水素を発生する。

 亜鉛粉よりも危険性が大きい。

 ハロゲンと接触すると、反応して高温となり、発火することがある。

 塩酸や硫酸などの酸だけではなく、水酸化ナトリウムなどのアルカリとも反応して水素を発生する

亜鉛粉の性状

 硫黄を混合して加熱すると硫化亜鉛を生じる。

 酸と反応して水素を発生する。

 湿気、水分により自然発火することがある。

 水分があれば、ハロゲンと容易に反応する。

 アルミニウム粉と同じく、酸やアルカリとも反応して水素を発生する

亜鉛粉の性状

 灰青色の金属である。

 酸化剤と混合したものは、摩擦、衝撃等により発火することがある。

 水分を含む塩素と接触すると、自然発火することがある。

 2個の価電子をもち、2価の陽イオンになりやすい。

 亜鉛粉は、水酸化ナトリウムなどのアルカリと反応して水素を発生する

 硫酸の水溶液と反応して水素を発生する

 粒度が小さいほど燃えやすくなる

 比重は1より大きい

 濃硝酸と混合したものは、加熱、衝撃等により発火するおそれがある。

 亜鉛を加熱すると、緑色の炎を放って燃焼し、酸化亜鉛が生じる

アルミニウム粉や亜鉛粉に共通する火災の消火方法

 二酸化炭素消火剤を放射する。

 強化液消火剤を放射する。

 噴霧状の水を大量に放射する。

 ハロゲン化物消火剤を放射する。

マグネシウムの性状

 白銀色の軽い金属である。

 酸化剤と混合したものは衝撃等で発火する。

 粉末状のものは、空気中で吸湿すると発熱して自然発火することがある。

 水には溶けないが、希薄な酸には溶けて水素を発生する。

 マグネシウムは希薄な酸や熱水とは反応するが、水酸化ナトリウムなどのアルカリ水溶液とは反応しない

 温水を作用させると、水素を発生する。

 点火すると白光を放ち、激しく燃焼する。

 空気中に浮遊していると、粉塵爆発を起こすことがある。

 棒状のマグネシウムは、直径が小さい方が燃えやすい

 マグネシウムの表面が酸化皮膜で覆われると、空気と接触できなくなるので、酸化は進行しなくなる。

引火性固体について

 引火性固体は、発生した蒸気が主に燃焼する。

 固形アルコールとは、メタノールまたはエタノールを凝固剤で固めたものである。

 ゴムのりとは、生ゴムをベンジン等に溶かした接着剤である。

 ラッカーパテとは、トルエン、ニトロセルロース、塗料用石灰等を混合した下地用塗料である。

 引火性固体とは、1気圧において引火点が40℃未満のものをいい、常温(20℃)でも引火する危険性がある

 密閉しないと蒸発する。

 火気又は加熱を避けて貯蔵する。 消火には粉末消化器が有効である。

 通風、換気のよい冷暗所に貯蔵する。

 固形アルコールなどの引火性固体は、熱分解によって発生する可燃性ガスではなく、発生した蒸気が主に燃焼する

燃焼の際、亜硫酸ガスを発生する危険物

 硫黄

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